ダニーデンの中心、オクタゴンにアートを収集した美術館「Dunidin Publiv Art Gallery」、美術館に見えないような入り口ですが中は広く、素敵な美術館です。

 

ダニーデン私立美術館は入場料としては無料。寄付制となっており、来場者一人につき美術館に必要な費用は$20との記載。もちろん美術館に貢献したければ$20に限る必要はありません。見たいもの応援したいものには費用を提供するのはどこでも同じこと。

 

始めに迎えてくれたのは石膏像。ローマ時代の剣闘士に見えます。立ち像もすごいものがたくさんありますが、動きのある像はなかなか多くなく目を釘付けにする力を感じます。

 

ふと目を惹かれたのがなんとなく色使いがレンブラントのように思えた絵。アムステルダム王立美術館に行った際に感じたものがあります。

 

ただ、レンブラントの訳ではなく、レンブラントと同じ時代である17世紀にネーデルランド(オランダ)で描かれたものであることがわかりました。

 

建物も傾斜のある土地ゆえに建物の中に段差がある箇所もあります。それ自体も重厚さを感じるポイントとしてなっています。

 

国ごとにどんな色調の違いがあるのかを分類で分けたコレクションの数々、分けられてはいますが、交易などで文化がつながりがあり色調も似ているポイントが感じられるのも面白い展示の仕方です。

 

美術館自体もアートな作りで一つのアートとして飾れるような一枚。

 

展示エリアから出るとエキシビジョンの展示名が壁に見ることができます。
シンプルで文字が浮いているようにも見える直接頭に語りかけてきます。

 

1階の入り口わきにはショップがありますが、物自体は豊富にあるもののシンプルに整っており見ていて気持ちの良いものがあります。

 

慣れない広さと直角ではない通路の作りに錯覚を受けそう。

 

広いエリアにあえて小さめなシンプルなアートが贅沢にも思えます。
豪奢なフレームに入った見事な絵画も素敵ですが広い場所にシンプルなアートがあるのは現代の贅沢のように思えます。

 

明確的なアートではありませんが、シンプルなベンチもアートの域に入りそうに思える積層コンパネで作られたベンチ。

 

1階にも形が違うベンチが並んでおり、ちょっとした形の違いに嬉しくなります。

 

作品自体は目で見て欲しくあまり撮りませんでしたが、建物の雰囲気は感じて欲しいところです。

 

美術館らしくも明るい館内はこんな場所で仕事ができたら気持ちよいだろうなと思えるシンプルで窓が大きな作り。窓枠がこんなに細いの?と思ってしまう窓自体もガラス自体も大きな作りです。

 

外から見た時には大きさを全く感じませんでしたが中からみるとすごく大きな建物だと感じます。

 

大きな窓に十字のステンドグラス。

 

窓の角度で見えませんが目の前にはセントポール大聖堂があり、すぐそばのホールやカンファレンスルームなどがあるダニーデンセンターが見えます。
ダニーデンセンターも夜に見ると見事なライトアップがされています。

質の高いアートも多く、気持ちが落ち着くダニーデン市立美術館。他にない雰囲気を感じてみてください。