フォトウォークとはカメラが好き、写真を撮るのが好き、散歩が好きなだけでも構いません。散歩をしながら綺麗な、そして面白そうな景色なりモノを撮ってそれぞれの視点の違いに刺激を受けるというなかなかないイベントです。

評価を気にせず、作品だけでは分からない「どんな風に撮っているんだろう?」と普段感じていることを生で見ることが出来る貴重な経験をすることが出来ます。

今回は一宮フォトウォークで知り合うことになったKOTOBAKOしむさんがしむさんぽの募集をかけたところ、あれよあれよと100人近く集まることとなりあわてて締め切ったというほどの盛況っぷり。どれだけしむさんが愛されているかがわかります。

 

前夜祭やら0次回が開催されていたようですが、しむさんぽ当日の集合会場は海浜幕張。年に何度か来ている場所ですが、駅に降り立つまでどんな駅だろうと悩んでいたのは内緒。かの幕張メッセがある駅でした。

映る人々はほぼフォトウォーク参加者という集まり具合につき、さすがに1グループというわけにはいかず、10グループに別れて各々巡ることとなりました。

 

グループは一路千葉みなとへ移動。駅のロータリーからすでに見える錨のオブジェがまたずるい。

 

港めぐりの船が出ている埠頭でもあり、波止場の雰囲気がありつつものどかな場所には子供づれも多く、広い場所を利用しての子供達のスケボーなどを見ることが出来てほのぼのとしてしまうもの、休みの日に何もせずぼーっとするにも良さそうです。

 

この時は9/20に発売されたばかりのEOS 90Dのフィールドテストをかねての参加。90Dを使う理由でもある動くものの撮りやすさを試すにもうってつけの状況です。飛ぶ鳥を撮りながら歩いていきます。AFのチューニングがまだしきれていませんが思った以上にはAFの食いつきが良い印象。ただし被写体とバックのコントラストが少ない場面では80Dの弱かったAFが露呈します。

 

静物についてはかなり良く、特に粒子が出ないISO感度が高くなったことでシャッタースピードを稼いで80Dでは若干シビアだと感じた室内も全く問題がなく撮ることが出来るようになったのは大きな進歩です。

 

昼食として入ったフェリーターミナルのピザが提供されるのが時間を要して、どうしようかと迷っていた港めぐりクルーズは諦めることに。ただ立錐の余地もないほどの乗船率を見ると諦めて正解だったかもしれません。

 

フェリーターミナルから出航する船は2隻あり、こちらは帆船の形をしています。

 

船に乗れないとわかればやることはただ一つ。「飲む」

 

ピザをいただきつつ次の作戦を練ることにします。

 

幸いなことに雨予報だったフォトウォーク当日ですが、奇跡的に天気が持つことが感じられたため、少し歩いてみましょう。フォトウォークらしく。

 

奥に橋があるのかと思いきや、単なるバンプがあるだけのよう。

 

千葉を襲った台風15号。比較的千葉県の中でも被害が少なかったようですが、見渡す限りの街路樹はなんらかの被害のために根元から切り倒されているという痛々しいもの。

 

千葉ポートタワーそばの広場にはポートタワーのガラスが割れた破片が飛び散ったために立ち入り禁止に指定されています。

 

ポートタワーを眺めると確かにガラスが割れて塞がれています。

 

木も根こそぎ倒されれば、倉庫も飛んでしまうほどの台風15号の爪痕。

 

気を取り直して千葉ポートタワーに登ってみましょうか。1Fの次は2Fと思いきや、間にはなにもなく、ビルの35F相当の高さにあるのが2Fというもの。かえって間がスカスカで高所恐怖症として不安を感じてしまいます。

 

上層部とのエレベーターには1分半ほどかかるため、列の整理にラインが惹かれています

 

天気が良いと富士山やつくばまで見通せる千葉ポートタワー。残念ながら見えるのはスカイツリーのみうっすらと見ることが出来ます。

 

時代を感じさせるコイン式の望遠鏡。

 

展望台を後にして海へ行きますが、数名高所恐怖症がしたを見ることができずに悶絶している姿が。

 

海の色も空の色もすっかり夏をすぎた模様。

 

波というほどのものはなく、静かに打ち寄せる浜も落ち着くものです。

 

波をうまく使ってブツ撮りもしてみましょう。夏に美味しい一番搾り。波とともに撮りましょう。

 

浜らしく、砂に絵を描いてみたり。

 

詠唱している場面には遭遇出来ませんでしたが、なにやらルーンを書き込んでいるようです。

 

詠唱して召喚したのはなんと、ワカメ。

 

気を取り直して歩き始めましょう。途中目があった猫。目つきが悪くて千葉の猫には勝てるとも思いません。

 

千葉ポートタワーの展望台から見下ろしていたモンゴル祭り。会場へたどり着いてみるとなんと、モンゴル相撲が始まるタイミングに落ち合うことができました。

 

割と長い時間、勝負が膠着していましたが勝負の瞬間を切り取ることが出来ました。AFの速さと手ブレ補正のおかげで決定的瞬間を捉えることが出来ました。

 

モンゴル祭りの会場でも見つけた木の倒壊現場。

 

さて、ちょっと動きましょう。

懇親会の費用をパチンコで倍にすると豪語した班長ですが、残念ながら機会がなく、鏡を使った連写をしてみましょう。

 

また不思議なバス停の標識を見つけました。他の停留所も見てみたくなるものです。

 

そろそろ千葉みなとを離れて懇親会へ行きましょうか。駅での人の流れをスローシャッターで切り取ってみるのも面白い絵が取れます。これでSS1/6

 

そして懇親会会場へ。

 

さすがに100人近く、最終的に80名の参加者でしたが、これだけ大人数となると会場は限られるもの。なんとホテルの宴会場、いわゆる結婚式の二次会に使われるような会場で行われる懇親会は初めての経験です。

 

結婚式の二次会が行われる会場ということもあり、飾られる花は豊富。

 

照明もなかなか素敵。

 

なんと千葉マリンスタジアムも眼下に見下ろせるほどの高層階。

 

ビールのサーバーがなんとフリージングという嬉しいもの。

 

なかなかイカした呑んだくれらしいジャンパーが欲しくなりつつも。

 

高層階らしい薄暮の夜景をバックにピンチョスってどれだけ豪華なんでしょう。

 

どれもこれも素敵な盛り方。

 

ウェルカムドリンクとして用意された飲み物も色とりどりで見ていて楽しいもの。

あまり見ないティファニーブルーを頂きましょうか。

 

そんなこんなで懇親を深めていると、なんと花火を見ることが出来ました。高いところから見下ろす花火は初めての経験で、東京湾の夜景と合間ってまた素敵。

 

オールドレンズの楽しさ、難しさを聞いているとなんとなく違和感を感じたのがレンズが白く見えること。これはレンズ表面にコートがないことで光が反射して白く見えるとのこと、反射する分フィルムに(デジタルだとセンサー)へ光が届いていないこととなり、暗いところではシャッタースピードが稼げないのがなかなか厳しいところです。

 

宴もたけなわでカメラのオークションが始まり。。。。

そのカメラは渡せません。

 

グループに別れたフォトウォークから始まり、80名ほどと交流出来た懇親会を企画してくださったしむさんに感謝をしつつ、次を楽しみにしましょう。

次はどこをフォトウォークしましょうか。