埔里へ着た理由としての一つ、酒文化館を覗くこと。紹興酒の歴史を展示している酒文化館は無料で入ることができます。

 


酒廠の2階すべてが酒文化館として作られておりエスカレーターで登り降りできるようになっています。

 

紹興酒やビールも作るTTLが創業からの歴史、作り方などを紹介しているのがこちら。
下に甕が埋め込まれているのも面白いものです。

 

入るとまずは埔里酒廠の沿革が紹介されています。
創業から使われている測りやタイプライターも同時に展示されています。昔はこんなものを使っていたんだと思えるものがあるのはどこの酒関連の博物館に行ってもきになるところです。

 

埔里酒廠はもともと日本人が日本酒や焼酎を作る工場として穂里清酒株式会社として開設されたのが始まりで日本にもゆかりのある工場です。

 

ゆるいのかそうでないのかは謎ですが、紹興酒の精と酵母の精と会うことができました。

 

数々の受賞の記録が展示。

 

紹興酒の瓶の移り変わりが一変に見ることができるのも酒文化館ならではの光景

 

こちらは原住民の紹介。

 

蓋を開けるとハンコになっており、オーダーすることもできるようです。

 

原住民のゆかりの衣類がありますが、マネキンが怖くて目を背けてしまいました。

 

逆にこちらはほのぼのとするほどのかわいさ。

 

結婚式かなにかの供え物でしょうか。めでたい雰囲気が感じられます。

 

展示の中で甕を使った面白いものがありました。

 

紹興酒を保管、そして熟成させる容器には陶器製の甕が使われています。甕と行っても肩から作っているようで作っておらず、実は微妙に形も変わっています。
微妙にとは言っても容量の規格はあるためほぼ一緒。

 

刻印は順。

 

FSと読めます、釉薬の違いから模様も異なります。

 

上が欠けてしまって読めませんがまた違う刻印が

 

紅露酒と書いてあるようにも見えます。

 

甕がどのような材料と作り方の説明がされているのがなかなかないところ。
年代によって異なる色合いや形も説明されているのがすごく面白いところ。使われる燃料や釜の形でも焼成温度が異なり、それによって色も変わってきます。

 

焼成窯の中へ入っていく気分です。

 

甕で作られたトンネルへ入ってみましょうか。

 

両側に甕が並ぶトンネルは圧巻の一言。
これだけの甕が並んでいるのは酒を貯蔵している所くらいしか見る機会がなく、憧れる場面でもあります。

 

トンネルを出てから裏から見た所。いわゆる展示ではありますがそれでも壮観です。

 

一つの台車に甕が8個。合計200Lほどの紹興酒を運ぶことができるもの。人の心としては動かしてみたくなるものですが、危険だから動かしてはならんと書いてあるのもそれらしいものがあります。

 

そして撮影スポットを見つけました。

 

昔は天秤棒を使って甕を運んでおり、天秤棒を体験できるもので埔里紹興酒文化館をバックに記念撮影ができるようになっています。

 

もちろん本物の甕、と言いたいところですが軽い樹脂製で力のない人でもかつげるようになっています。
本物の甕もあっても良さそうなものです。

 

一部で話題となっている酔っ払い体験コーナー。酔っ払ってまっすぐ歩けない体験をすることができます。
え?と思いますが行ってみてのお楽しみです。

 

工場で作られている日本酒の瓶がたくさん。

 

もちろん紹興酒も。

 

瓶を撮るのは難しいけれど撮りがいがあるものです。

 

白酒も作られています。

 

TTLといえば台湾ビールと思ってしまうほど、やっぱり台湾ビールの緑はかかせません。

 

日本では小瓶しか見ることがありませんが、台湾では缶か大瓶(600ml)で見ることができます。

 

酒の製造工程の比較がわかりやすく記載があります。
穀類で作られる酒、果実から作られる酒のふた通りに大きく分けることができ、果実から作られる酒は潰すだけで発酵させることが出来るため、工程が一番少ないものの、一番果実の出来に左右されます。

 

日本酒の中でも分類分けがされており、作り方で味が異なる説明がされているのがもともと日本にゆかりがあるからでしょうか。国外で見るとは思いもしませんでした。

 

販売のエリアに出てきました。年度ごとに甕で売られています。

 

民国歴で製造年度がつけられています。古いもののほうが高いかと言われるとそうとも限らないように見えます。

 

記念にも、贈り物にも良さそうな紹興酒や、白酒、ウイスキーも作られています。

 

もちろんワインも。ウイスキーとあまり値段が変わらないなかなか良い値段しています。

 

甕に絵がつけられていてこれを買って家に飾るのも良さそうな作品と言えるものを見ながら酒文化間をあとにしましょう。
旅はまだまだ続きます。