北海道庁と札幌駅からも歩いて行ける場所にある北海道大学植物園。北海道大学が管理し、植物園の研究も行なっている植物園ではありますが北海道にしか棲まない動物や文化の博物館もあり、芝生で寝転ぶこともできる普段の散歩としても気持ちのよい場所です。

 

入り口は1箇所、北海道庁側のみ。

 

入園料は大人が420円、小・中学生は300円。冬季は積雪のため閉園し、4月29日から11月3日まで開園されています。
この時には開園翌日に行くことができました。

 

ローカル線の駅に来たかと思うような切符販売機。誤って幼いようにこども用がカバーされているところもローカル線らしさが感じられます。

 

札幌観光の最後に行く場合でも入り口にある無料ロッカーに預けることができるのは嬉しいものです。

 

スーツケースも入れられる大型のロッカーもあります。

 

入り口にあるのも開拓史に出てくるような建物も北海道らしいところ。

 

園内にある植物は北海道のものがもちろん多く、雰囲気も異なるもの。

 

北国らしい針葉樹が多いのが印象的です。

 

いったい自分はどこにいるんだろうと思える不思議な空間。

 

水芭蕉が生える湿生園。湿地で見る水芭蕉はなんでこんなに綺麗なのでしょう。

 

見つけたのはライラック並木。別名リラの花とも言う木で思い入れがある一つです。

 

行き先の看板の奥にあるのもまた綺麗。

 

残念ながら時期が早いために咲いていなかったライラック並木、ライラックも複数の種類が植栽されており、咲いている時期にも行ってみたいと思える並木です。

 

つぼみだけは見ることができました。

 

桜前線を追ってきただけあり、咲いていないライラックとは対照的にサクラは見ることができました。

 

結構白く感じるリョクガクサクラ。確かに緑色に見えます。

 

六花亭で買ってきたあんみつを芝生に座り込んでいただくのもおつなもんです。

 

リョクガクサクラとは対照的にピンクの色が濃いサクラ。綺麗なものばかり。

 

本当に様々な植物がある植物園。

 

みなさん桜で記念撮影をしています。したくなりますよね、わかりますわかります。

 

園内にある階段に使われいる瓦。

 

なにかと花が綺麗なものばかり。

 

春らしいヒヤシンスもあまり見ないピンク色。

 

紫色が濃いように思えます。

 

横から見ると本当にムスカリの色が濃くてびっくりするくらい。

 

モクレンがまた散り際が綺麗。

 

散り際のためモクレンの花びらも終わりかけですがやっぱり綺麗なものです。

 

引いて見てみるとかなり大きいモクレンの木。

 

普通に置いてある毒草トリカブト。

 

雑草と変わりないように見えてしまうトリカブトも実は人を殺せるくらい毒性の強い植物。

 

山菜であるぜんまい。植物園に生えていると「コレ、本当に食べることができるの?と思えてしまいます。

 

歴史があるように見えて、実は化粧室。周りに馴染むように作られているのがわかります。

 

ヒマラヤスギの松ぼっくり。松のマツボックリの5倍はあろう大きさ。

 

全体的に紫の花が多いように思えます。

 

見事な北海道らしい木造建築。中は博物館となっており南極観測隊や北海道に生きる動物の剥製があったりと様々な展示がされています。

 

中に入るとまず見つけたのは鷹の剥製も迫力があるもの。

 

いつかお迎えしたいミミズク。

 

なんでこんなにかわいいのでしょう。

 

ハリーポッターでも出てくると言われるシロフクロウもいました。

 

南極観測隊の演習の地としてもなった北海道。南極大陸の石が展示されているのがらしいところです。

 

タイヤを転がして距離を測る道具も大きさにびっくりしますが雪の深い場所ではタイヤが大きくないと埋まってしまうことも大きくした理由でしょう。

 

やっとタロと会うことができました。なおジロは東京の国立科学博物館に展示されています。

 

エゾヒグマもいますがかなり大きいもの。これがツキノワグマやグリズリーだったらどれだけ大きいのでしょう。

 

温室へ移動してまず見つけた台湾バナナ。昔はバナナといえばフィリピン産と台湾産がほとんどだったように思えますが最近見ることが少なくなった台湾産バナナ。

 

だからといってここで取って食べてはいけません。

 

バリ島に行ってから好きになったプルメリア。なかなかベランダで咲かすことが叶いません。

 

水面に咲くハスの花もなかなか見れない視点から見ることができる貴重なショット。

 

エアプランツでもよくある植物は実はパイナップル科だということをここで知ることになりました。

 

結構水の管理が難しく、霧吹きで水分を与えますがなかなか加減が難しいものです。

 

これおエアプランツの一種。

 

温室の間にある階段もなにか手作り感があって面白いものがあります。

 

複数の温室が繋がっており、かなり規模が大きい温室。
冬季は温室のみの開園となっておりその分安い入園料となっておりそれだけでも見る価値があります。
※2018年は地震の影響で冬季閉園

 

ウツボカズラも外で見る分にはかわいいもの。ポケモンのウツボットのように顔が書いてないか探してしまいます。

 

温室ではよくあるサボテン科、リュウゼツランはテキータなどのメスカルの原料ともなるサボテンで呑んだくれとしてはほおって置けないものです。

 

高山植物のエリアもよく整備されており登山をしている気分になれる景色が広がります。

 

ツツジを見つけたところで閉園時間がきてしまい退散することにしましょう。

 

北海道大学は学生証がIC化されており、チャージすることが出来て自動販売機でも使えるようです。
面白いものを見て出口へ急ぎます。

博物館でタロと会い、芝生でピクニックのように甘いものを食べ(飲酒は禁止)、温室で花を見ることができる北海道大学植物園はおすすめしたい場所です。