島の南側にある中之郷。八丈島は南北に伸びるひょうたん型の島ですが二つの火山が繋がり現在の島の形となりました。現在も活火山に指定される二つの火山を持つ島だけあり、火山の熱を利用した施設があるのも八丈島の見所の一つです。

 

えこ・あぐりまーとは土地の農家から直接仕入れる産直の農産物販売所、カフェスペース、そして温室があり、温室には自由に行き来することができます。

 

温室の入り口に見つけたのは黄色の彼岸花、品名にはリコリスと。白と赤の彼岸花は見たことはありましたが黄色は見たことがありませんでした。黄色の彼岸花は耐寒性がないため温暖な八丈島には適したものでしょう。

 

買うと高いストレチアもびっくりするような値段で市値の1/10というもの。切り花については国内のため検疫が必要ありません、気になったものがあれば連れて帰るのもひとつ。

 

温室も2区画に分かれており、手前が展示販売、そして奥が展示のみ。普段見ているものとは違うものを見ることができるのも温室の特徴です。

 

まず気になったのは黄色の彼岸花の球根。温室の入り口にあった見事な切り花にめを奪われてしまいどうしても欲しいものとなりました。

 

つぎにはキクチレモン。緑のレモンで黄色のレモンより酸味が少なく甘みがあるレモンでドレッシングやタレにも使えそうなフルーツ感のあるレモンです。

 

都内で育てることができるのであれば一本あっても良いかもしれません。

 

あまりパパイヤは木になっているところを見ることがありませんが結構まっすぐに立った木になるものです。

 

温室の奥の展示エリアもなんとなく鬱蒼としておりジャングル化しそうな木の勢いがあります。

 

なかなか見ない地植えのストレチアは結構な大きさになります。

 

植物園に行くと必ず目にするウツボカズラもウツボットに見えるとか見えないとか。

 

鈴なりというかウツボカズラなりというか、いやはや。

 

直売所には農産物ばかりではなく、八丈島特産の黄八丈や砥石もあるのがつまんでみるのにちょうどよいところ。
そしてこの砥石の面白いのがスティック状と鉛筆状の形のものがあり、パン切りナイフなどの波形状の刃物を研ぐことができるところです。平のものばかりのなかで小回りの聞くのが使い勝手のよいものでしょう。

 

八丈島の砥石は水ばかりでなく油でも研ぐことができるもので形といい、性質といいかゆいところに手が届きます。

 

もちろん使いやすい平らな砥石もあります。岩から切り出すものではなく、石から切り出すために丸い形をしています。

 

レジの脇にふとフリージアの球根も見つけることができました。もともとフリージアは香りの良いものですが昔の香りがするとの説明があれば買わねばなりますまい。
なにかシンプルさがあるのも惹かれたポイント。

 

球根の大きさが通常のフリージアの球根と比較して小さいもの。

 

通常のフリージアは2倍ほどある大きさ。

すべてが屋根の下であるため雨に降られても便利なえこ・あぐりまーと。スーパーマーケットとともに八丈島の思い出を仕入れに行くのもおすすめできるところです。