日本でも一人焼き肉などが少しづつ出てきていますが、鍋はなかなかサイズとして食べられる所が少ないように思えます。鍋は小さいサイズもあり、考え方によっては焼き肉よりやりやすいのではないかと思いつつ、通りがかりに見つけた一人鍋ができる「天喜迷你火鍋」さん。聞くと行列にもなる人気店のよう。夕方前の時間でもあり食べる客が少なくなる時間帯で店内も客入りも3割ほど。
通りから見える店内はこぎれいなカウンターのみでなにか色気を感じるお店を素通りすることはできません。
場所は迪化街からすぐの場所で逆側を歩くと迪化街の片鱗を感じる店舗が多く連なる場所。
石頭、沙茶、海鮮といろいろ選ぶことが出来そう。
入って席に着くとテーブルに置いてあるメニュー表。これはランチョンマップがわりにもなっており引いたまま食べるようになっています。そのメニュー内容も豊富で石頭火鍋、沙茶醤を使った鍋など豊富に揃っています。泡菜を使った鍋にもひかれますが実は魯肉飯を食べた後。ちょっとヘビーに思えたため羊を使った通常の石頭火鍋をいただくことにしましょう。
まずセットされるタレと薬味。薬味にはにんにく、葱、唐辛子、ピーナッツと台湾らしいタインナップ。台湾での鍋を食べると日本でもピーナッツを薬味として使いたくなってしまいます。タイやシンガポールでもピーナッツを使う料理が意外と多いように感じます。スタッフには日本語を話せるおじさまもいらっしゃってスタッフごとに鍋の具合を見ているのが好印象。
カウンターを見ると穴の空いたカウンター板に小さめのガスコンロを入れていてなるほど、メンテがしやすいもので感心をしつつ、カウンターの上を見ると醤油と「酢」というのが台湾の鍋に必須な調味料なようです。
一人鍋のため一人前ですが結構な野菜の盛りっぷり。台湾の人は結構食べる量が多いように感じます。アメリカなどでは体の大きさも異なるため食べる量にも納得できますが、同じような体格をしている台湾の人が日本人以上に食べるというのも驚きなところ。鍋も汁の味と具材のチョイスが非常に良く、うまくまとまっていて具材ごとの味が出て旨味が増す鍋の良いとこ採りをできているのがまた来たいを思える一人鍋。煮詰まっていくにつれ旨味が増えて行く汁。行列が出来るのも納得です。
またいただきに参りましょう。
ごちそうさま。
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