西門町は台湾の原宿と言われる町ですが、西側に行くにつれてそんな活気とは程遠い場所もあるグラデーションが結構ある町でなかなか歩きがいがある町の一つです。

西門站から西側に少し寂しくなりつつあるところまで10分程度歩いた場所に雅香自助火鍋があります。

 

24時近くに付近を散歩していたところ、こちらの雅香石頭火鍋 西門總店の前を通りかかったところ、24時近い時間にかかわらず、地元の民らが楽しそうに食べ、そして飲んでいるところに遭遇し、ピンときたことで後日改めて伺うことに。

 

曜日のせいか、時間のせいか、少し並ぶことになってしまいましたが、ローカル度100%。

日本語はおろか英語も通じることはありません、でも大丈夫。指差しでなんとかなります。

 

火鍋の肉として牛肉、豚肉、鶏肉(羊肉だったかも)から選ぶことが出来、この日は牛肉を選択。

肉を選択したあと、服務員が鍋の準備をしている間に店内の冷ケースから肉以外の入れたい野菜や肉団子などの具を好きなだけ(食べたいだけ)テーブルまで持ってきます。

具によって皿が色や形で別れており、それから値段を最後に計算する仕組みです。日本の回転寿しと同じようなシステムです。

 

そうこうしているうちに鍋の準備が出来ました。

鍋に最初は油で肉と玉ねぎ、味噌で炒めて香りを出してから出汁を張ります。そのあとに野菜等を入れてあとは自由に鍋から食べるシステムです。

油のハネ防止にステンレスの覆いをやったうえで炒めてくれるのは非常に嬉しいところ。(ちょっと見えないのはアレですが。)

この炒める時にスルメを一緒に炒めるといい香りになるので最初にスルメを持ってくると合わせて服務員が炒めて対応してくれます。

 

壁にはこんな掲載も。店としておすすめの味付けのレシピです。

ネギ          小さじ1
ニンニクすりおろし   少々
酢           小さじ1
醤油          小さじ1
パクチー        小さじ1
唐辛子         小さじ1
ピーナッツ       小さじ1

 

酸っぱい白菜を使った酸菜白肉鍋も食べることが出来そうです。

 

さあ、出来ました。周りを見渡してみると現地の民らはアクを取っていないように見えます。文化の違いがあるのでしょうか。

 

飲み物は店内の冷蔵庫から勝手に取って来ます。

そこで見つけたのが台湾ビールの消費期限が18日間の生ビール。これがめちゃめちゃ美味しいのです、見つけたら買ってみることをおすすめしたいビールの一つです。

 

このビンは600ccという日本にしては半端。でも台湾では「斤」という重さの単位があり、一斤は600g。それに合わせたのでしょうか。

 

いろいろと突っ込みどころがある調味料のテーブルです。

わーしゃみ。ってなんだろうとずっと思っていましたが、「わさび」あまりにも蛍光色な鮮やかさにワサビだとはまったく気づくことはなく。どうやらアジア圏ではワサビが流行っているようです。

日本でパクチーを大量に入れるように、アジア圏ではワサビを大量に入れるようです。

 

文化の違いを感じることができるローカル度100%。観光客向けではない、現地の民に混ざって食べたい方にとってはおすすめしたい火鍋です。

 

旅はまだまだ続きます。