台鉄弁当、それは台湾好き、駅弁好きのどちらにとっても甘美な響きがある台湾の鉄道で売られる温かい弁当。
台湾では冷たい弁当は好まれず、必ず温かい弁当が売られ、賞味期限は2時間。店で(外帯)テイクアウトしたものと全く変わらないものを食べることが出来るのです。

 

弁当は改札の外でも買うことが出きて、温かい状態であるために弁当の美味しそうな香りが漂ってきます。

 

カウンター脇で水などの飲料類も販売されていますが、開けたことがわかるようにベルが扉に縛り付けられているのが面白いところです。

 

鉄道に乗ることはありませんが、一つ頂いてみることにしましょう。本当は台北から向かう新幹線の中でいただきたかったものですが、残念ながら夕方の開店前で買うことが出来ませんでした。どうしても食べたかったものの一つです。

 

都合の良さそうがなく、駅のベンチで休憩がてらいただくことにしましょう。
弁当はどこでも排骨弁当がありますが、味付けなどは駅ごとによって異なるようで比較もしてみたいところでもあります。
台中の台鐵便當、食べる場所を決めていなかったためつい袋をつけてもらいましたが、台湾でのビニール袋は数元で買う必要があります。

 

箸とナプキンがついているのはなんだか良いものです。

 

八角の香りがする排骨と揚げ物、卵と漬物が2種類と結構盛りだくさんの弁当はすごく満足できる内容。
じんわりと染み出してくる肉とタレの味わいがたまりません。こんな弁当を食べられるならファンが多いのも頷けるものです。

 

この八角系の弁当箱がシンプルで素敵。日本でもシンプルな弁当を食べたいと思うものの、スピード化や駅ナカの飲食店が充実してきた結果、弁当の種類ばかり増えているのも否めない状況、作り売りで賞味期限を2時間もしくは3時間(東京大阪間等を考慮して)でシンプルで美味しい弁当が出てくれると嬉しいなと思う今日このごろ。

 

弁当箱に台鐵のマークが「鉄道会社が出している」とわかるもの。駅によって異なってもブランドの一つとなっているのがわかります。
日本でも台湾料理店が台鉄弁当として出しているものがあり、そちらも頂いてみたいところです。
次はいつ食べることができるでしょうか。

ごちそうさま。