ソウルの中心にある朝鮮王朝が建造した王宮。光化門からが最寄りです。
門の前は賑やかでなにかと思ったら守門将と言われる衛兵がおり、記念撮影をしている姿を見ることが出来ます。ちらほらと見るチマチョゴリの女性たちは観光客で、レンタルをすると景福宮の入場料が無料となります。
凛々しい姿の守門将を見ると気が引き締まる思いにもなりますが、実は守門将の見事な髭は付け髭。
白岳山を背負った王宮の姿はいっそうのこと格が上がって見えるようです。
門の天井に描かれた絵は色使いが仏教にも伝わる色彩と似ています。
朱雀と玄武が書かれており、白虎と青龍は逆側にいるのでしょうか。
門には通路が3本あり、真ん中は王のみが徹ことを許されているため観光客を含め左右の通路をくぐります
門を潜ると見つけた太鼓もまた素敵な色彩でこちらには青龍を見つけました。
チケットオフィスかと思えば実は両替所。
自動の発券機が別にあります。
入場料は個人は大人も子供も300円、6歳未満と65歳以上は無料です。
ちょうどソウルは桜の時期。良いタイミングに来ることが出来ました。
無料のガイドツアーもあり、日本語、英語、中国語の3種類。所要時間は1時間から1時間半とボリュームがあります。
今は空堀となっていますが、水をたたえた堀も見てみたいものです。
日本の寺社とも共通点がある作りと色彩は馴染みがあります。
ただ、王宮であるために寺社とはまたちがった豪華さが感じられます。
固められた土がそのままなのも見るものにとっては歴史を感じられて嬉しいもの。
チケットにもデザインされている正殿はそれ自体が大きい建造物ですが、周りが広く取られているために大きさを感じません。それだけ王宮へ参勤する人数が多かったのでしょう。
糞害を避けるため、いたるところに鳥除けがありますが鳥もしたたかなものです。
なにか100年前の油絵を見ているような錯覚に陥る景色
桜の季節でよかったと思える見事な風景。
桜はいつ見ても良いものです。
女性ばかりのチマチョゴリを着た姿の中、男性が着るパジチョゴリを見つけることが出来ました。
なだらかな山の傾斜を使った壁の作りが石と漆喰が使われ、また素敵な風景を作っています。
修復中の香遠亭、池の水を抜いて大規模にやっています。
資料室ともなっている建物、落ち着いて読む席も設けられています。
厚みといい丸みといい重厚さを感じる門です。何人か記念撮影をしていく方も見られました。
正殿の奥に位置する寝殿はまだ人がいるような息遣いも感じられそう。
ひょっと誰かが顔をだしてもおかしくなさそうな錯覚を覚えます。
昔はどんな景色だったのでしょう。
一番よい時期に来れたと思えます。
裏の花が盛りになるのはもう少し後でしょうか。
丘に建っていると思える景色。裏から抜けることにしましょう。
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