「札幌といえば夜パフェ。」そんな言葉もできつつある昨今、本州では飲んだ後にしめラーメン、沖縄ではしめステーキとありますが札幌では飲んだあとにパフェを食べる文化が少しづつ出来つつあります。ラーメンの炭水化物ではなく、糖分を補給することで二日酔いにもなりにくい、というメリットもあるのがしめパフェの文化。最近では都内でも少しづつ増えつつある印象です。
すすきのの夜、ノースアイランドでおいしいビールを、そしてごとうでルーロー飯を頂いたあとにしめパフェとして「パフェテリア パル」に伺うことにしましょう。
ちょうど桜の季節で街中にこんな綺麗な桜があるのだと気付かされる場面もあるすすきの、そんな中にあるしめパフェはどんなものでしょう。
夜パフェ専門店とあるだけに夜だけの開店というのが潔いもの。ビルはまるまる飲食店がはいっており回遊する人も多そう。
スイーツを作るパティシエに聞いたお店とはいえ、時間は21時、ここまで並んでいるとは思いませんでした。
いくつかある中の1店である「パフェテリア パル」地下鉄にも、狸小路にも近い場所なのが便利。
パフェの絵がいろいろと描いてありますがどれも美味しそう。細かくメニューの組み立てが説明されているのは見ていて楽しいものです。しめと言われますが多くのメニューにはアルコールが使われており、もうちょっと飲みたいという少しものたりない時にもパフェに使われたアルコールと一緒にマリアージュとして頂くドリンクでちょうどよく満足できるのがしめパフェとして夜に広がった所以でしょう。
もともとあった店舗の隣にも作ったであろうA館とB館。どれだけの盛況さであるかがわかります。
A館は白いタイル、B館は黒いタイルで分けられているのもバクの白黒模様を意識しているのでしょうか。
バクのおしりがかわいいのなんのって。
長時間並んで待っている時に、ちょっと飲めると嬉しいお茶が置いてあるのは嬉しい心遣いです。
店内はカウンターとソファ席で落ち着いた光が夜らしいところです。
カウンターの上にはドライフラワーが。
ハスカップワインがあるのが北海道らしいところ。パフェとアルコールってすごく合うんです。
混む店舗らしく制限があります。
パフェと合わせるのはスパークリングワインとウイスキー。
タワーのようになったパフェがピスタチオの香りとラスクがすごくマッチしています。
こちらはグラスの中に構成されたパフェにリモンチェロの香りがするゼラチンフィルムで覆われている上にエディブルフラワーが飾られているという凝ったもの。ひとつ一つの味が異なり、崩して食べていくパフェとは異なった楽しみがあるパフェです。
これがパフェだなんて信じられないほどの綺麗さ、食べてしまうのがもったいなく感じます。
それぞれの素材を感じながら、スパークリングワインと合わせて頂くのがまた美味しく感じられ、夜は更けて行きます。
しめパフェ文化のある札幌に来た際には飲んでからパフェをいただくのもおすすめの一つです。
ごちそうさま。
- 「NH1693 千歳-那覇」国内最長のフライト。
- 「松尾ジンギスカン」北海道といえばマツジン。[2018 札幌食い倒れ]