小笠原諸島の島の一つである八丈島。羽田空港から287キロと離れておりジェット機も就航している八丈島空港ですがれっきとした東京都であり同じ都内をジェット機で移動するというあまりない、しかし島の移動手段としても成り立っている航路です。
八丈島へは羽田空港からのANA、竹芝桟橋からの東海汽船のふた通りあり、今回は八丈島へは羽田空港からのANAで八丈島へ飛ぶことにしました。

 

まずは朝の羽田空港へは自転車を持ち込むためにラッシュ前の6時頃に到着するように移動します。6時過ぎというのに空港ターミナル内の人の流れもそれなりに多く、羽田空港という巨大さを感じます。

 

チェックインカウンターが意外と混雑しており、プレミアムチェックインを使用することにしましょう。

 

プレミアムメンバーとプレミアムクラスへ登場する人だけが使用できるプレミアムチェックインはほとんど待つことなくチェックインをすることができます。
オンラインでは空いていなかった最前列席。もともと指定していた7Aから普通席の最前列である5Aに変更することができました。
オンラインで指定できない場合でも空港カウンターで確認することで変更できる場合もあります。

 

自転車を預ける際にはどちらを下にしてよいかを確認してくれるという嬉しい対応をしていただけ、ロードバイクは前後のタイヤを外してパッキングしますが、ディレーラー(ギア部分)がどうしても裸になりがちのため、車体を左側に寝かすことで破損を防ぎます。
なお、中にタイヤの空気入れであるCO2ボンベを入れていましたがスタッフの確認後預けることができました。
※自転車の補修用に限って受託手荷物として預けることが可能。

 

自転車の重量は9キロ、楽々クリアです。

 

チェックインも手荷物検査もすぐに終わり、制限エリアへと進みます。まだ時間が早いためにターミナル内の飲食店も限定運用、6時20分まではそばを選ぶことができません。

 

事前で聞いていた通り八丈島便はもれなくバスでの移動です。

 

バスラウンジも別々にあり売店もあるため飲食物を買うにも事欠かないように作られています。

 

いよいよ搭乗開始です。

 

行き先がバスにも書いてあるので乗り間違えがない、ハズ。

 

少し遠目のスポットに駐機してあり、貨物エリアを通り抜けます。

 

B737-800の機体は見慣れていますが沖留めの機体に乗り込むことは少なく楽しみがいがあります。こうやって見るとA320と比べてギアが短く、機体も低く見えます。

残念ながら雨模様で機体が映える天気ではないのが残念。

 

トーイングカーはなにか古めかしい感じがあり、B737-500と似合いそう。

 

Wi-Fiがある機材なのはちょっとありがたいところです。なにかステッカーが剥がれそうになっていますが。

 

伊丹便などでは短距離でもプレミアムクラスは満席がほとんどですが、島の足として使用されている航路では誰もいないプレミアムクラスエリアを通り抜けます。

 

最前列席を選んだのは足元が広いため。
足元に荷物が置けないのが一つだけのデメリットですが選ぶ価値のある最前列。

 

サテライトのボーディングブリッジを眺めながら滑走路へ向かいます。

 

飛行機はRunway23から離陸します。機体が軽いこともあり滑走路端から一つ目のS1からインターセクションデパーチャー。

 

東京湾は雲が多く先が思いやられる天気です。

 

今の所晴れ間があるようですが海は白波が立っています。結構な風があるよう。

 

八丈島空港へ到着し、見えた吹き流しは完全に横を向くほどの強風。そして見える山の上は完全に雲の中です。

 

着陸後に滑走路の端まで行かずに途中でUターンをしてしまいます。
八丈島空港には滑走路端のUターン用のターニングパッドはありません。
滑走路の幅が45mに対してB737-800の最小回転半径はおよそ24m。楽に回ることができるのです。

 

伊丹などの回転台を見慣れた目にはかなりこじんまりとした大きさの回転台です。
壁にカジキマグロ、回転台の上にはウミガメとなかなか到着した時から楽しませてくれる空港です。

 

受託手荷物として積んできた自転車は予想外に制限エリアの外から運んできました。9キロのロードバイクでさえグランドスタッフさんに持ってきてもらうのに申し訳ないのに重量計の自転車だとさらに申し訳ない。今回は肩からかけて受け渡ししてくださいました。

B737は横に寝かせてカーゴスペースへ積み込むため、どうしても下側が汚れていますがこれは仕方のないこと。

 

さて、八丈島の地を踏んで巡ることにしましょう。