近鉄のターミナル駅ともなっている上本町は学校など公共施設も多く、寺院があったりと落ち着いた場所でなんとなくほっとする場所でもあります。
なにか高級住宅街のような雰囲気も少し感じる場所で喧騒から離れたい時にはちょうど良いなと感じる場所です。

そんな場所にある「台湾茶 深泉」さん、台湾の中程にある南投県の茶をメインに取り扱い、販売と店内で頂くこともできる台湾茶のお店です。

 

以前は2階にあった店舗は通りに面した1階に移転して入りやすくなったそう。営業中の札は台湾で使われている繁体字の文字なのがちょっとだけ嬉しくなるものです。

 

店内はたくさんの茶器と茶葉が揃えられています。こうやって見ると茶器の形は本当に様々なものがあります。

 

まずは魯肉飯。南投では南部にも近く少し甘めの味付け。肉団子のスープとセットになっているランチセットです。

 

もちろん台湾茶もいただきましょう。茶葉のグレードごとに値段が異なっていますが茶受けとセットでゆーっくりと台湾茶を頂くことが出来るのは贅沢な時間です。

 

深泉さんでは大きなシェアテーブルを使ってそれぞれのオーダーごとに茶を入れてくださります。台湾茶は何度もお湯を足して飲むことができ、それこそ茶でお腹がたぷたぷとなるほどに茶を頂くことができ、ゆっくりと話しながら贅沢な時間を過ごせるのも魅力です。
シェアテーブルのため、他のお客さんと顔を合わせることになりますがそこは台湾好きが集まる台湾茶の店舗だけあり、必然と台湾の話になり、店主と女将の繋げる力によって話が弾みます。

 

それぞれのオーダーを間違えずに何組もの茶を足して行ける店主と女将の技にも感服です。
この時は3組ほどとご一緒することになりましたが、それぞれの違う茶のおすそ分けをそれぞれに頂きつつ茶の香りの違いを楽しむこととなりました。

急須も口が短く使いやすそう。この形がオーソドックスですが疲れないそう。

 

なぜか南投の蒸留所のウイスキーを頂くことになり、すごい力のあるウイスキーであることを覚えて次の訪台で買おうと胸に刻んだのでした。

楽しい店主と女将が淹れてくださる台湾茶を頂きながらまたゆっくりと伺うことにしましょう。
ごちそうさま。