忠孝新生站から5分ほどの「華山1914文創園区」へ。

日本が台湾を統治していた時代に酒工場だった建物をアートギャラリーやなかなか尖った雑貨のショップなどが軒を連ねています。

 

ちょうどこの時はVOGUEの20年の軌跡を展示していました。

後ろに見えるのが工場あとで赤レンガで作られた建物の雰囲気が非常によく出ています。

 

入り口にいたのが初めてみる「花売りのお姉さん。」アレンジされた花束のセンスが良く、旅行中でもなければ一つ買っていたところですが、それも叶わずに見送ることに。

 

壁がツタに覆われています。

ここまで見事に覆われているのもなかなか見ることがなく、新鮮さがあります。

自分の家も一部がツタに覆われていたら夏に涼しいのでしょうか。。。

 

熱くなる南側がこんなグリーンカーテンになっていれば。

本当にこれだけなのにいい雰囲気。なんでしょうこの感覚。

 

少し前まで展示されていた逆さまの家「華山顛倒屋」。展示期間が終わって解体作業をしているところに居合わせてしまいました。何遍見ても家が崩れていくところを見るのはなかなか悲しいものです。

 

決定的瞬間、重機が崩して崩壊する瞬間を納めてしまいました。

 

下から見上げて床を見ていますが、やっぱり逆さまです。

 

化粧品の歴史を展示していたので入ってみることに。

本当に昔、ここが工場だったのかが疑問になるほどの凝った内装です。

 

使える広さが違うためか、センスが違うのか、それとも内装によるものなのか、アートの展示の方法も日本とはまったく違う手法に感じて新鮮に感じます。

 

柵も凝った作りで20世紀前半の建築物というのは浪漫があります、東京駅もしかり。

 

インスタレーションもなかなか楽しく、20分くらい見ていたと思います。

 

雑貨のショップもなかなか楽しく、この時期には台湾の原住民による工芸品を展示販売していました。このフクロウの木彫りもそれぞれ表情が違っており、味わいがあります。

 

2回言いますが、これは水引ではありません。

木を細くした板を綺麗に結んで蝶々のようにしてあります。

 

すごく欲しいと思ったのがこの保温ポット。茶葉と熱湯を注いでそのまま出かけてそのまま飲めるという優秀なポットです。

台湾のお茶は日本や英国のように茶葉を刻んでいないため、フィルターなしでも飲むことはできますが、この眼の細かいフィルターがあれば少し細かい茶葉でも口の中に茶葉が入ってこないという優秀なポットです。

 

こうやって見ると窓と屋根の感じが「日本」という感じはどうしてもあります。

それが「日本式」というべきハイブリッドな建築美を感じます。

 

旅はまだまだ続きます。