オタゴ半島の中ほどにイエローアイドペンギン(Yellow Eyed penguin)日本名ではキガシラペンギンと呼ばれているペンギンを保護している区域が「penguin place」と呼ばれて一般もツアーとして保護区を案内してもらうことができます。
「penguin place」の入り口はダニーデンの町から近い湾側にあります。随分と山の上だなと思いつつツアーが始まります。
飼い葉の倉庫があります。ペンギンに使うのか馬に使うのか。
なんと日本からのツアーともすれ違いだった模様。みたことのない未来的なデザインのバスです。
Royal Albatross centre とはまた違ったこじんまりとした事務所兼店舗。こちらで予約していた旨と支払いを済ませます。
ツアーが終わる頃にはショップが閉まってしまうため買いたいものがあれば始めに買っておく必要があります。
さあ、念願のペンギンツアーが始まりました。まずはペンギンの生態や違いなどの講義があり、見識を広げてからペンギンに会いに行くことになります。
ユーモアを交えながら話すのがなかなか面白い内容です。
講義の後にまず向かったのは怪我や病気などで養生しているペンギン達の区域。
時間のせいもあるのでしょう、ペンギン達の動きは鈍くのろのろと思うままに過ごしています。
みた感じはブルーペンギンと違ってあまり群れの習性が弱いように思えます。
なんとRoyal Albatross centreで出会った500mmの望遠レンズの一眼レフを持ったフランス人とこちらでも出会うことに。本当にペンギン好きなのね、人のこと言えないけれど。
成体になりつつあるペンギン、毛が生え変わる途中を初めて見ることになりました。
成体はキガシラ、黄色の頭ともYellow Eyedの黄色い目ともどちらとも言える姿。他の種類のペンギンより嘴が尖っているようにも見えます。
親子なのでしょう。毛づくろいをしてあげる親ペンギンが微笑ましい光景です。
よくここまで嘴が届くものです。
ラベンダーとペンギン。
このフリッパーに叩かれたら結構痛そうです。ペンギンは進化する過程で羽をフリッパーに変えることで水の中を飛ぶように泳ぐ能力を得ることができました。
いよいよ養生しているペンギン達と別れを告げ、野生のペンギン達に会いに行きます。
乗り込んだのはなんとなく見たことがあるような馴染みのあるバス。幼稚園で使われていたバスのようです。大人にはちょっと狭いですが長く走るわけではないため我慢。。。。と思いつつ。
ひどい砂利道を駆け下り、駆け上り、外海へと走り続けます。
道の両側に広がる牧場には馬の姿がちらほらと見ることができます。非常に大事にされており競技用の馬なのでしょう。
入り口にあった飼い葉はこの馬達に使われることがわかりました。
遠くに海が見え始め、馬達の姿が見えるとは理想的なシチュエーションです。
ペンギン達が住むエリアに到着し静かに。という注意がありつつ歩みを進めます。
なんとトレンチ(塹壕)があり人の姿がペンギンに気づかれないように隙間から見える仕組みです。
トレンチは四方八方に伸びていますが、ツアー客が迷わないように棒を渡すことで進んではいけない方向を塞いでいます。
ペンギン達がいそうな場所に到着、巣になりそうな屋根の下にはペンギンの姿がありません。
いわゆる「沼」ですが英語ではPond。日本の沼では草で覆われた沼を見たことがないため「沼」と言うには若干抵抗があります。
ようやくペンギンの姿を遠くに見つけることができました。
頭だけがやっと見える場所でこれ以上近づくことはかないません。
この時ばかりは100-400mmくらいあればよかったと思うものの。。。
曲がりくねったトレンチを外から見ることができました。
目立たないようにしっかり作ってあるのが見て取れます。
残念ながら見ることが出来たのは1羽のみで次の巣箱へ進みます。
特に柵で囲っているわけではない野生の状態であるため、数人いるスタッフたちとペンギンがいる場所の情報を交換しながらの移動です。
巣箱がある海辺のエリア、巣箱のうちいくつかにペンギンの姿がありました。
お腹しか見えませんでしたが皆が覗き込んで恥ずかしがっている。。。。のかな。
警戒されているように見えます。
気持ち良さそうなオットセイたち。
だらーん。
後ろから視線を感じ、振り返って見てみるとペンギンに見られていました。
本当に丘を登ったり下ったりとなかなか体力が必要なツアーです。伊達に90分歩き回るよと注意書きがあるだけあります。
荒波に現れた磯にペンギンが上がってくるのでしょうか。
オットセイはペンギンを待っているのでしょうか、捕食をすることもあるようです。
自然には勝てないものの、スタッフ
「ウォーキングは楽しかったかな?」
最後までユーモアのある人です。
残念ながらペンギンの数は見ることは出来なかったものの、ペンギン達の生態や自然の姿を見ることがだ出来たのはペンギン好きとして非常に貴重な経験となりました。
世界中のペンギンと会ってみたいとも思い始めることに。
ペンギンの旅はまだまだ続きます!?