オフィス街ともなっている光化門周辺には、仕事の合間にもランチにもちょうど良いカフェがいくつかあります。その中の「TERAROSA COFFEE」はスペシャルティコーヒーも扱い、韓国国内でも人気店の一つともなっています。
入り口は至極シンプル。
入るとまず目に入るシネッソのエスプレッソマシン。少しごつ目と感じるマルゾッコに比べて丸みを感じるシネッソもまた好きなマシンです。
丸みを帯びているのにパンチングウールでカッコよさもあるマシン。
カウンター前に並ぶコーヒー豆とドリップパック。ちょっとした贈り物にも良さそうです。
狙うはこちらの大入り。
日本のメーカーであるハリオ。今や世界中に愛されるプアオーバーの器具となりました。
入り口から想像していた店舗の広さよりはるかに広い客席はノマドにも良さそうな落ち着き。
「TERAROSA COFFEE」は自家製酵母のパンも美味しいと評判ですが参鶏湯を食べてきたばかり。次の楽しみとしましょう。
日本で考案されたあんパンも今や受け入れられているようです。
トラディッショナルなカヌレやクイニーアマンなども豊富にあります。
色とりどりなデリもどれも美味しそう。
店内には大型のアンティークコーヒーグラインダーが展示されており、傍らの注意書きも「触らないで」と書かれているのではなく「その目で見るだけにして」と書いてあるのが印象的。
国外で良く見ることが多い丸い呼び出しはけたたましく鳴り響くことがなく、いつもいいなと思っています。
エスプレッソを抽出する際、お湯でコーヒー豆に圧力をかるためにコーヒーの粉を押し込むためのタンパーさ様々な形があり、バリスタによって使う形が異なる道具の一つ。
そのタンパーを重しに使っているのも、またニヤリとしてしまうもの。
カップ&ソーサーと頂くプアオーバーで淹れたコーヒーも香りが良く、なんとなくエスプレッソベースの雰囲気がある店内とギャップがありますが、紙カップやマグカップではなくほっとした一息を入れるのには嬉しいものです。
もちろんコーヒーも美味しく、人気があるのはうなずけるところ。
また伺うことにしましょう、ごちそうさま。