東京湾に突き出た三浦半島の要所である観音崎。横山や千葉などの東京湾奥へ艦船が行き来するためすぐ近くにも見え、晴れている時には向かいの千葉も見える眺めも良い場所です。
要所でもあるため灯台や砲台の跡もある観音崎公園に囲まれており、緑豊かな場所にできた横須賀美術館は横須賀市100周年を記念して建築されています。
道路から見える美術館の敷地は青々とした芝生の広場とガラスで構成された建物のコントラストで建物自体も美術であることを感じさせるものです。
建築されてから日が浅いこともありバリアフリーにも配慮されており、スロープとエレベーターで段差やフロアの移動をできるのは最近の傾向です。
美術館前の芝生には散歩をする人も多く、地域の人の散歩コースとしてもなっているようです。
緑に囲まれ、目の前は海というここまで恵まれた環境に建つ美術館は初めて見ました。
建物の中は白ベースで木の床でアクセントがありシンプルかつ作品の邪魔をしないように配慮された空間はいつ見ても気持ちの良いものです。
だんだんと日本でも広がってきている撮影に関するゾーニング。常設展は静止画の撮影可能、企画展は撮影不可となっており、国外の美術館ではフラッシュなしであれば静止画での撮影は可能とされています。
美術品の存在が広まることで価値も高まるのが文化の一つとしてあります。
展示自体は地下にされており、地上や屋根の開口部から光が差し込み、明るい雰囲気で作品を見ることができます。
展示作品の一つ。証明が落とされて保存と落ち着いた雰囲気も美術館の一つですが、人に見てもらいやすい環境を作るのも美術館の一つです。
シンプルながらもわかりやすい案内は非常にわかりやすくて好感がもてます。
円形をうまく使った開口部はやさしさを感じるものです。
フロアをまたぐのに螺旋階段もありますが、階段自体も作品に思えてしまう美術館らしいものもあります。
最上階に上がると屋根越しに見える海には東京湾を行き来する艦船を望むことができます。
ピンヒールなどのかかとの細い靴には注意とある屋上エリア。
なるほど確かに網目状になっており、細いヒールはハマりそう。
ヒールだけではなく、スマホも網目をくぐって落ちてしまいそうです。
3方を観音崎公園に囲まれた美術館の裏手には出口もありリスが出てきそうな雰囲気。
横須賀美術館には駐輪場も整備されています。
スロープを上っていくと見える自転車置場の表示があります。
観音崎にはロードバイクなど自転車も頻繁に走っており、スタンドのないロードバイクもラックにかけて駐輪できるのは非常にありがたいところです。ツーリング、サイクリングの合間に立ち寄るにも良さそうです。
ただし床が木材のためクリートがついたビンディングシューズは気をつける必要がありそうです。
旅はまだまだ続きます。