八丈島空港の滑走路脇にあり、飛行機の音も近くに聞こえる八丈植物公園。島の植物の育成と保護を主な活動としており、その中に中国、台湾に生息するシカ科のキョンを見ることが出来ます。
入り口から入ってすぐにあるビジターセンター。その中ではウミガメの生態や模型などが展示されています。砂場があるのがそれらしいところです。今回の滞在中は大時化のために海に近寄ることも出来ずに砂浜を見ることは出来ませんでしたが火山の島らしく荒い粒子の砂浜なのでしょうか。
砂場の傍に掲示されていた砂場を掘ることを禁止したもの。子供はやりたがりますよね。
ビジターセンターを出て植物園内を歩きます。連日の雨模様で湿った地面と植物に南国らしさを感じます。
カタツムリも活発で花に潜り込もうとしているところを見つけました。甘い。。。のかな。
今回目的だったキョンがいる場所へ。
地植えのハイビスカスは鮮やかで他で見るものより綺麗に見えます。
濡れた石畳と苔の雰囲気がまた良くて。
階段なのかそうじゃないのかわからないほど苔むした場所もまた素敵。
さてと、キョンが見えてきました。
小さい割に遠くまで行ってしまうためなかなかシャッターチャンスが訪れません。近くまでやってきました。なにか子鹿みたい。
遠くで集まってなにを思っているのでしょう。
やっと近くまで寄ってきたキョン。作物などを食べ散らかすため害獣として指定されていますがそれも繁殖力が高いがため。こんなつぶらな瞳を見ていると忘れたくなってしまいます。
キョンを後にして園内を歩いてみます。ホテイシダのようですが若干違うようにも見えます。苔から生えているように見えます。
山奥に行かないと見ることが出来ないような植物を無造作に見ることができる植物園もなかなか楽しいものです。
一目で気に入ってしまった黄色の彼岸花。赤と白は見ますが見たことのない黄色を見てから戻ることにしましょうか。
伊豆諸島の名産ともなっている椿。実からは油を絞ることが出来るため大事に扱われます。
植物園には温室もあり自由に入ることが出来ます。
飛び葉というのがなかなか面白い系統です。
葉っぱの先からもう一枚出てくるもので、飛んでいることからこのように言われています。こんなのが1000種以上もあるというのが驚きです。
大好きな花のプルメリアも見つけることが出来ました。
エアプランツでもあるアナナスはパイナップル科でほんとに同じなの?とも思えるもので、なにか落ち着く淡い緑色で部屋に置いておきたいものです。
確かにパイナップルの葉っぱを置いておいても落ち着くかも。
南国の花はどぎつい色のイメージもありますが、それは一部。かなりの数が淡い色合いの花があります。温室を見つけたらのぞいてみるのも楽しみの一つです。
滑りやすい箇所もあるものの、雨の日でも園内は楽しむことができ、雨だからこそ植物が生き生きした姿を見ることも出来ます。
帰りのフライトの前に寄るのもおすすめです。