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「入間基地航空祭2018」ブルーインパルスを追って。

毎年11/3の文化の日は入間基地へ通って今年で5年目。晴れの特異日とも言われている11/3文化の日は今まで前に祟られたことはありません。雲によって映えない絵になったことはあるものの、ブルーインパルスを見ることが出来ているのは幸運なことでしょう。都内からも行きやすい埼玉県入間市と狭山市にかかる入間基地は電車で1時間で行ける好立地。人が集まるのも納得の基地です。

ドラマ「空飛ぶ広報室」が放映されてから1.5倍の32万人もの来場者があった入間基地航空祭ですが、近年は混雑も落ち着き、例年通りの来場は20万人程度で見やすい航空祭とも言えます。
それでもブルーインパルスを目当てに来る人も多く、ブルーインパルス飛行前の30分前はエプロン地区にも行けないほどの混雑となることが多い基地内。なかなか大変な思いをすることもあるようです。

 

今回は新宿にてレンズを借りた後に所沢まで行くことにしましょう。重いレンズを抱えていると混雑に揉まれるのは体力を消耗するもの。これからの決戦に備えて少しでも体力を温存することに。

 

入間基地の最寄駅である稲荷山公園の1駅手前、武蔵藤沢を発射した際に音を感じたためカメラを出したところ、シルバーインパルスの飛行を見ることが出来ました。
稲荷山公園駅に降りると最後のローリングコンバットピッチで航過したところ。残念ながらアクロバットではないためブルーインパルスのようなロールしながらブレイクすることはできません。

 

稲荷山公園の特設門から基地へ入ることになりますが、毎年ホームからのスロープが増えているように思えます。

 

去年は売り切れていたため買うことができなかった入間基地航空祭の基地内でのみ買うことが出来る切手を今年は買うことが出来ました。釣竿にぶら下がっているブルーインパルスのバルーンが今年はスモークを吐いています。

 

62円切手と82円切手の2種類があり、それぞれの絵柄が違うコレクターの血が騒ぐ?もの。ブルーインパルスファンとしてはどうしても欲しいもののひとつです。

 

今年でブルーインパルスがら創設されて60年目である今年は「60」をモチーフとした飾りがあり、ファンブレイクと。タッククロスでしょうか。隊員の涙ぐましい努力が感じられます。

 

ショーセンターでもある管制塔のあるハンガー前。ブルーインパルスが駐機されているエリアに比べて空いているため毎年の定位置。
今年はレッドドルフィン、C-2、YS-11と派手な機体がいろいろ展示されています。

 

ブルーインパルスの展示飛行が始まり、まずはダーティーターンで観客席の上を飛んで行きます。今年はダイヤモンド隊形で離陸するところを単機で離陸した後に空中集合してダイヤモンド隊形をとります。

 

そして6番機のロールオンテイクオフと5番機のローアングルキューバン。かするように見える5番機と6番機はいつ見てもゾクゾクするものです。

 

5番機がロールしてブレイクする直前にピッチを上げたところがまたかっこいい。

 

好きな課目のひとつであるチェンジオーバーターン。一瞬背面に近い角度までロールする6番機の動きに注目です。

 

ワイドなデルタ隊形から。

 

密集したデルタ隊形へ変化していきます。

 

5番機のインバーテッド・コンテニュアスロール。背面飛行で入ってきてから。

 

インメルマンターンで戻ってきてロールしながら会場を駆け抜けます。

 

会場前方からループに降下し、サンライズへと。

 

5番機で好きなバーチカルクライムロール。低空で通過した後に一気に10000ftまで駆け登ります。最後はほぼ失速に近い速度まで落ちるハードな課目。まるで零戦の木の葉落としを見ている気分にさえなるものです。

 

チェンジオーバーループ。後方からトレイル隊形で入ってきた後

 

90度付近でダイヤモンド隊形に移行。そして右にロールして捻るところが見もの。

 

ハーフスローロール。6番機を軸にしてゆーっくりと5番機が背面となるもの。まるで紐で繋がっているよう。

 

レターエイトの開始で4番機がブレイクする瞬間。

 

3機が大きな右旋回をしているところに4番機は左旋回した後に右旋回で追いつきます。

 

1番機のスモークに頭を突っ込んで出てくる瞬間の4番機がかわいく思えます。

 

次のスタークロスを行うところで空域内に航空機の侵入と雲が出てきたことで一旦待機となり、再開されたのがバーチカルキューピット。今年は4番機が別のところにいたため矢なし。

 

初めて見ることになったシングルクローバーリーフ。
トレイル→ダイヤモンド→アローヘッドと変化していくヨーロピアンアクロバットを見ているよう。

 

5番機の360。左にターンして一周した後、宙返りを打つというエネルギーに余裕がなければできない機動です。

 

ワイドトゥデルタループ。管制塔をかすめて飛んだあと。

 

上昇して90度のころに狭めていきます。

 

この降下直後のタイミングがすごく綺麗。

 

もちろん降下のタイミングも。

 

6機でのデルタループ

 

今年はデルタ→フェニックスと二度美味しい経験が出来ました。フェニックスループは撮る角度が難しい。

 

1機かけているけど、あえて寄ってみた。

 

雲の加減が難しい天候だったものの、青い空に機体が映えているように見えます。

 

終盤にかかり、ボントンロール。今年はタイミングが合いました。

 

タッククロスは難しい課目。瞬間を切り取る必要があります。

 

クロスした後に背面ですれ違う5番機と6番機。これでも60m離れているんです。

 

ブルーインパルスの伝統芸、ローリングコンバットピッチ。ゆるく上昇しつつ右旋回ののち、右にロールして左旋回へ移行します。
見れない課目もありつつも初めて見れた課目もあった2018年のブルーインパルス。ゾクゾクした1日となりました。

 

ブルーインパルスが飛行を終えて間もないころ、松島のF-2が帰投に入りましたが残念ながらそのまま帰ってしまいました。

 

小松のF-15はアフターバーナーを焚きながら離陸し。

 

左にひねってから

 

滑走路を背中を見せながら航過してくれるパフォーマンスを。コレですよ。

 

いいモノ見せてくれてありがとう。

 

岐阜のC-2、すごく大きく見えます。

 

やっぱり大きいために1週してくるのもなかなか時間がかかります。

 

浜松のE-2C、なんと飛行前に翼を折りたたんだ状態から展開する場面も見ることが出来ました。

 

捻ってくれたのも嬉しいところです。

変則的な展示飛行となったブルーインパルス、また来年も楽しみにしましょう。

ryu

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