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「居酒屋 おおわき」島の時間を感じながら杯を傾ける。[八丈島2018]

八丈島へ来て楽しみでもある島の食事。「居酒屋 おおわき」さんは島の人が愛する居酒屋の一つ。肴と酒を頂きたいと思いつつ今回伺うことに。

 

門をくぐるとなにやら老舗の雰囲気を感じる玄関。あいにくの大雨と強風のためのれんは中に仕舞われていましたが来店前に電話で確認をしていたためこのまま伺います。電話していたら断られていたかもしれません。

 

店内はカウンターと座敷があり、座敷はいくつかに障子で区切ることが出来るよう。7割ほどの客入りで賑やかな雰囲気です。おりからの強風のためか彼岸のためか、海のものより肉系のものが多いように感じます。
居酒屋として面白いメニューがあり色々と工夫を凝らしてメニューを作っているのがわかります。

 

お通しで頂いた豆腐に乗せられたチャンジャが美味しく酒が進みそう。残念ながら車で伺ったためアルコールを頂くことができず悲しい思いを胸に。
お店へ伺った際に運転代行について聞いたところ島にはないとおっしゃる。事前の情報はなんだったのでしょう。

 

サワー系の値段が少し高いように見えますがサイズが大きいのでしょうか。逆にビールの値段が安く思えます。
食事系も一通り種類が多いのが特徴でしょうか。居酒屋でここまで揃っているところは多くありません。

 

残念ながら魚の刺身は売り切れ、タコをいただくことにしましょう。

 

あんこうの唐揚げもいっしょに。衣がしゃくしゃくとかりっと揚がっておりじんわりと美味しいものです。

 

おまけで頂いたオクラも刻んで塩もみされたものと異なり、若い状態で採られてあっさりとした清々しい香りとともに頂けるのが初めての経験です。こうやって初めて食べる経験をできるのが旅の醍醐味です。

 

ちょうど隣り合った島の方とお話しすることになり、彼岸の時期には寺の和尚らが仕事を休むために大雨を降らせる「彼岸の坊主のクソ流し」と言われ、のため天気が荒れるのが常で同時に強風も吹くために飛行機も船も欠航することが多い時期。
そんな時期によくたどり着くことができたとおっしゃる。たしかにこの日の3便あるうちの3便目は欠航したとのこと。
彼岸の翌日は毎年ながら1便(NH1891,NH1892)は強風のため欠航を予想されていました。

島の逸話なども聞くことができた居酒屋談義、旅先での酒場は楽しいものです。
次はどんな酒場に出会うことが出来るでしょう。

ごちそうさま。

ryu

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