様々な情報で八丈島をロードバイクで走るのは気持ちいい。という情報がありいつかは走ってみたいと思える八丈島。
八丈島を走りたいがために飛行機に自転車を積んではるばると飛んできた今回。雨模様でなかなか走れなさそうな状態でしたが奇跡的に晴れ間が見えてきました。
まずは底土港を起点にすることとし、比較的アップダウンの少ない八丈富士を一周、八丈島を半周して様子を見ることにします。これからの気持ち良い風を感じるのが楽しみでロードバイクを組み立てる手が早まります。
とは言ってもロードバイクは前後のタイヤを簡単に着脱できるためものの数分でできてしまいます。
走り出して強風にあおられながら白波が立つ綺麗な海を眺めると気分が良いものですが、これが完全に晴れていたらまたさらに気持ちよいものだったことでしょう。
火山性の島だけあり、目の前に見えるものは火山礫でかなりのゴツゴツしたもの。
道路脇も火山岩で石垣を組まれていますがどれだけ火山と近いかがわかるものです。
まっすぐな道と両脇には南の島に生えるような草木がありここが同じ都内とは思えないものがある島の北側
何件か民家もありますが苔むした階段を見つけました。八丈富士と言われるほど登山としても登られる場所でもあり、なにか神聖なものも感じるようにも思えます。
苔が生える場所は結構好きになれるものです。
さて、だんだんと標高が上がってきました。とはいえそこまでの標高ではありませんが眺めが良い高さで登り下りを繰り返しつつ海を見下ろしながら走ります。
底土港から走り始めておおよその中間地点。大越園地(アロエ園)のある場所へたどり着き、しばしの休憩とします。
晴れていたらアロエ園でも見て歩くところですが雨の匂いも感じられるためあまりゆっくりはできません。
ちょうどトイレ兼展望台となっており絵になりそうな灯台を見つけました。犬吠埼や観音崎の灯台を見てから見ると随分と可愛く眼に映るもの。展望台が灯台より高いためあそこに登ったらどんな眺めだろう。と思うようなこともなく。
海の反対側に見えるのは八丈小島。飛行機で八丈島空港へ着陸する際にも見えた島で八丈小島を回り込むように滑走路へ向かっていくのが機内から見えるのが間も無く到着するという合図にもなります。
山側を見ると八丈富士の山頂は。雲がかかり見えません。山頂に登って景色を見るのも気持ちよさそうですがそれはまたの機会にとっておくことにしましょう。
しばしの休憩をして走り出します。道路脇に見えるのは島内のいたるところに振られた番号標。500m毎に印されており、自転車で走っていても数字を数えることでどの辺を走っているか、あとどのくらいというのがわかりやすいのは嬉しいものです
八丈島の西側の夕陽ヶ丘、晴れている日の夕方にはすごく綺麗に見えそう。何の変哲もない場所がすごく綺麗に見えるのが自然の不思議さです。
八丈小島も雲に隠れてしまっています。今にも影から飛行機が出てきそうにも思えてしまいます。
残念ながら雨が降ってきたらさすがにスリックタイヤのロードバイクは走るにも不安が残ります。そろそろ戻ることにしましょう。
途中で見つけたヤギ、除草用でしょうか。道すがら鳴き声がするためついつい寄ってしまった民家、道からヤギを見るとヤギに威嚇されてしまいました。
木の周りにネットが張ってあるのは木登りをするヤギを防ぐためでしょう。
この後は雨足が強くなり、写真を撮ることは叶いませんでしたが運動不足の体には八丈島半周でもなかなかヘビーな行程でした。
標高は100mほどの20kmの距離ですがかなりの強風ということもあり体力的に厳しいものがありますが、日常から走っているサイクリストには大したことのない距離です。
気持ちの良い景色を見ながら走るのも気持ちの良いものです、自分のロードバイクを持ってきて走るはおすすめの一つです。