5月5日のこどもの日、こいのぼりフライトも行われるヒコーキの話題も多い日、この日は毎年行われる岩国航空基地(IWK/RJOI)のフレンドシップデーの日でもあります。
岩国航空基地は米海兵隊と海上自衛隊の基地で2012年より官民共用飛行場として岩国錦帯橋空港として使用されています。
小松基地や千歳基地と同様に空港に到着してあまり移動せずに航空祭を観ることが出来る場所でもあります。
在日米軍が駐留する日本国内の基地のうち、航空ショーとして存在するのが三沢、嘉手納、岩国のみの現在、貴重な航空ショーを観ることができます。
今回は岩国駅からシャトルバスを使って岩国基地の中へ入ります。ずらっとならんだシャトルバスで混雑っぷりがわかります。
岩国駅の改札を出てシャトルバスの列に並ぼうとするものの、最後尾が全く見えません。列の長さは目測400m!どんだけかかるんだろうと戦々恐々するものの列の進みは割と早くおよそ30分ほどでシャトルバスに乗ることができました。
ちょうど列の直前で次のバスに案内されて先頭に。やっぱり乗るべきは1A(違)
シャトルバスは現金のみで400円。距離にしては若干高いように思えますがバスを1日チャーターすることを考慮すると若干黒字程度かと思われます。
無事にシャトルバスから降りたものの時間を要したためショーは開始後。あわててレンズを交換して築城所属のF-2を撮ります。
なかなかの暴れっぷりでゾクゾクします。
というか、増槽付きでそんなん飛べるの?と思える機動飛行です。
次はWP(ウイスキーパパ)の曲技飛行。ハンマーヘッドの頂点でいつ見ても変態な機動をするextra300。
スモークに映った機体の影も幻想的。
合間に民間機の離陸も滑走路脇で撮ることができてほくほくと。B737-800はウイングレットの形がやっぱりかっこいい。
移動販売で飲み物やスナックなどが売られているのも岩国で見るのが初めて。
米軍基地に来たらやっぱりゲータレードでしょう。怪しい色をしているし。
ミラーライトの生ビールが嬉しいところ。割と缶ばかりのところが多いなか、日本でもなかなかないミラーを飲むことが出来るのは貴重です。
展示飛行の合間を縫って食事へ。ピザはともかくミネラルウォーターよりソーダが安いってどういうこと?
1500円のピザ。一人で食べるには多かった。。。。
レンズはマップレンタルでCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMをレンタル。ヒコーキを撮るうえで標準レンズである100-400mmをチョイス
なんであんたら上見てるのよ?と思ったら。
民間機が上空を通過して行きました。彩雲のように光が綺麗なコントレイル。そりゃあ撮りますよね。
オスプレイの展示もあり、垂直離陸モードで離陸し。
転換モードを経て。
水平飛行モードへ移行します。
このオスプレイからジャンプしたデモがパラシュートがなんらかのトラブルで開かない、もしくは開いたものの絡まってしまった際の復旧デモ。
盛大にパラシュートが絡まったかパラコードを切ったかでスピンしつつ墜落してきます。
そこで絡まったパラシュートを切り離してまずはフリーフォール状態へ。
予備のパラシュートを開いて降りてきます。
緊急時の対応を研究しているチームのデモでしたが、日々危険な状況を改善するための研究に頭が下がる思いです。
ARMY(陸軍)のチームであるゴールデンナイツ。着陸ポイントも外れずに練度が高いことを浮かばせます。
上空のオスプレイからパラパラとまたジャンパーが降りて(撒かれて?)来ます。
いよいよアジア初の展示飛行であるF-35Bの機動飛行。なんとウェポンベイを開いて航過するというサービスっぷり。この辺りは米軍ならではの「you. コレが見たかったんだろ?」との声が聞こえてきそうなサービスです。
F-35Bならではの垂直離着陸が出来る飛行も。実際に見るとこんな変態機動をするんだと思えます。
顔はオサガメに似ているけれど。
水平軸で回転する、水平に横移動というパフォーマンスも。
待っていました、team yoshi 室屋選手。なんと下の観客が写り込むほどの低空でのナイフエッジ。Su-26の頃から楽しい飛行を見せてくれます。
RED BULL AirRaceではイケイケな室屋さん、舞浜の日本グランプリでも期待しています。
三沢のF-16はクリーンでの展示飛行。アフターバーナーを焚きながら離陸しギアも仕舞い込まないうちに捻るという暴れっぷり。
そうそう、このベイパーとアフターバーナーを見たかったんだよ!とゾクゾクしてしまいます。
終盤にはC-130とF/A-18、そしてF-35Bの空中給油デモを。なかなかの豪華なショット。
そのF/A-18とF-35Bは対地攻撃のデモを。F/A-18の機動飛行も見たかったと思いつつ。。。
ショーは終わって地上展示へ。C-130のドローグは折りたたまれて穴に収納されているの図。こんなに開けっぴろげでいいの?と。
果てはA-10のガトリング砲(GAU-8 Avenger)に指を突っ込む観客も。だから突っ込むなって!とのA-10の声が聞こえてきそう。
何がすごいって米軍の航空祭を含む基地開放では機体にべたべた触れること。このA-10は機体の下を潜り抜けることができます。
こんなところ、自衛隊では撮らせてもらえません。
C-130の機内へご招待。コックピットは行列でしたが貨物室は普通に入れます。
赤いシートも簡易的ですが思ったほど悪くない座り心地。しかしこれで4時間といわれたら。。。。
本当に簡易的なシートでまさに貨物室。しかし滑り止めはされているのがすごいところ。
P-1のエンジンF-7もなんとなくB737のおにぎりエンジンにも見えますがクリアランスを確保する上で必要な形状です。
サービス精神が旺盛なGI。お手降りをいただきました。
一部で話題になっていたベイダー卿。実際に見れるとはびっくり。
給水車を見つつRTB
途中にあったパイプを潜る場所。対向1車線の通路ですが片方は高さ15FT、もう片方は高さ14FTと表示されており、そんなに傾いているの?とちょっとびっくり。
行きはシャトルバスでしたが行列にうんざりして帰りは歩きます。
帰りのバス行列を見つつ(大竹ICまで続いてる。。。。)
ヤマト運輸の岩国立石センターでマップレンタルへ返却のため配送手続きを行ってFSDは終了。
基地内があまりにも広く2万歩も歩きましたが充実した航空ショーで是非また来る必要があると思うフレンドシップデーでした。