台湾の台北の南港から台湾西側を通り高雄の左営まで走る台湾新幹線HSR、在来線の台鉄TSRと並んで高鉄HSTと呼ばれています。日本の技術を使って建設された台湾新幹線は日本で乗る新幹線と同じように見えることもあり、海外で鉄道に乗ったという気にはなりませんが、便利に使えるものは困ることが少ないものです。
南港展覧館で台湾茶酒珈琲展を見た後、台中へ移動するために南港から新幹線へ乗り込みます。
駅自体が新しいこともあり、あっさりとした作り。
特急や新幹線もある南港は自動販売機かカウンターで切符を買うことが出来ます。
新幹線で有名な台鉄弁当を食べようかと思いましたが、残念ながら開店には早かったようです。
夕方の販売は16:30から。この時は16時過ぎ。日本は冷たい弁当でも問題ありませんが、台湾では冷たい弁当は買われることがなく、温かい弁当を販売し、完売時点で閉店してしまいます。
駅のコンコースに見つけた自動貸本機。
様々な本を貸すことが出来ます。
運営は図書館が行なっており、選書はお墨付きです。
EasyCardで借りることが出来、駅の移動前に借りたり返すことができるのは大きなメリット。日本でも欲しいと思えるシステムです。
台鉄の時刻表も出ており、結構頻繁に発着しています。
まだ台鉄には乗ったことがなく、次は台鉄で少し郊外へ出てみることにしましょう。
KKdayで事前に割引で台湾新幹線の切符を買っており、バウチャーとパスポートを提示して発券することにしましょう。
台湾ではコンタクトレスのクレジットカードも使うことが出来る場所も多く、便利。
もちろん通常のクレジットカードも使うことが出来ます。
南港から台中の台湾新幹線はKKdayで2割引の600TWD、通常750TWDのチケットと異なり、発券、改札の入場、改札の出場の際にパスポートとともに駅員に提示して利用します。
車両の見た目は完全に東海道新幹線。それもそのはず、台湾新幹線は東海道新幹線の700系がベースとなっています。
日本の新幹線にはない、手動で扉を開けるボタン。日本でも郊外を走る電車や列車に付いていますが、新幹線で付いているとは思いもしませんでした。
日本とは異なり、通路の両側にトイレや洗面台が振り分けられているのではなく、片側に大きめのものが寄せられているのは使いやすそうです。
2-3の座席配置も見たことがあるもの。
今回は利用する新幹線は片道のみ。
シートに付いているテーブルもそのまんま日本で見たことがあるもので、台湾に来たという雰囲気が全くありません。
70分ほどで台中に到着です。
場所の問題等があり、日本と同じように少し離れた場所にある台中の新幹線駅は台中の中心までは少し距離があります。
まずは中心に移動することにしましょう。