シアトル発祥の世界中に展開するスターバックスが撤退してしまうほどコーヒー文化が根強いオーストラリアのメルボルン。メルボルンスタイルと言われるほどその土地で発展したコーヒー文化でバリスタを経験し、感度の高い大阪の心斎橋と西大橋に挟まれた新町に出店した「Mel Coffee Roasters」ご夫婦で営まれているコーヒースタンド、本当に小さなお店ですがコーヒー豆の焙煎もコーヒーを入れるところも全てその場所でやっており、いろんなもの、いろんな気持ちがぎゅっと詰まったお店です。
シンプルなコンクリートで塗られた壁にシンプルなロゴ。ご主人もなかなか楽しい方ですが奥様も明るくてシンプルさの中に芯がある方。なにかそんな気持ちがロゴにも現れているようにも思えます。
朝や昼にコーヒーブレイクが出来るのが嬉しい営業時間。近くで仕事をすることがあり、毎日のように伺ってコーヒーブレイクをしていたため近くの人間だと思われていたのは内緒。
コーヒー豆の焙煎機はPROBAT、稀に焙煎をしている時間に行くことがありますが、刻々と変わるコーヒー豆の状態に集中が必要でありその時ばかりはいつもの明るい話は出来ないもの。もちろんそんな焙煎時には一人で対応することはなく、奥様や他の人が対応してくださるためご心配なく。
狭い店内ながらもなぜか広く感じるレイアウト。水出しコーヒー、エスプレッソマシンとぎゅっと詰まっています。
ちょうど水出し用のパックを仕込んでいたところに出会うことが出来ました。
パックを水のポットに漬け込んで、時間を見計らって取り出した後に冷蔵庫で冷やすというシンプルさ。
熱湯で落としたコーヒーともまた違ったすっきりさを感じることが出来ます。
水出し「コールドブリュー」として販売しており、コーヒーのドリッパーがない時にも手軽にアイスコーヒーとして飲むことが出来るパックは非常に便利。
コーヒー豆のみでなく、ライトかダークの豆を選べるエスプレッソベースのラテやアメリカーノ、コロンビアやケニアなどの豆の産地を選べるドリップ、どちらもホットとアイスを選ぶことが出来ます。
コーヒー豆もスペシャルティコーヒーであり、非常に品質の高いものばかり。心が疲れた時に美味しいコーヒーと明るいお二人に会いに行くと元気になれます。
また伺いましょう。
ごちそうさま。