1月に発売された旅割の際に勢いでチケットを取ってしまった日本一周フライト。

よくあるピストンではつまらなく、三角飛び、それも中継をして少し安く、楽しく飛ぶというチケットをとることにしました。

 

今回は「HND-OKA-FSZ-CTS-HND」以下の内容で飛行することに。

羽田 那覇  NH467 プレミアムクラス(朝食)
那覇 富士山静岡  NH1264 プレミアムクラス(軽食)
富士山静岡 札幌  NH1261 プレミアムクラス(軽食)
札幌 羽田  NH82 一般

 

ANAのWEBサイトでは以下の時間帯で食事が提供されます。

静岡に北から向かうか南から向かうかによりますが軽食が2回か昼食が2回かの選択、以前は軽食と昼食で別れるスケジュールだったという話です。

朝食 10:29までの出発便
昼食 10:30~13:29の出発便
軽食 13:30~16:59の出発便
夕食 17:00以降の出発便

 

食事を考慮すると以下のフライトが楽しいのかもしれませんが昼食を2回もいるかと言われると悩ましいところです。

羽田 札幌  NH053 プレミアムクラス(朝食)
札幌 富士山静岡  NH1262 プレミアムクラス(昼食)
富士山静岡 那覇  NH1263 プレミアムクラス(昼食)
那覇 羽田  NH474 プレミアムクラス(夕食)

 

羽田で保安検査場を通る時に発行された保安検査証がこちら、3区間分の長いものが出てきてびっくり。
複数の区間分がでてくるのは知っていましたが、繋がって出てきたので収めるのに一苦労。

 

ANALoungeでもちょっとだけお邪魔し、コーヒーを頂くことに。
ANAスペシャルブレンドというものも初めて知りましたが、ホットコーヒーとアイスコーヒーで豆を変えているのも好印象です。

 

さて、搭乗しましょう。
羽田からはプレミアムクラスではありますが優先搭乗なんては使わずに悠々と乗り込みます。
どうせ並んでいる列も長いので機内で待つ必要もありません。

飛行時間が長い羽田ー那覇では皿を使ってサーブされます。
スープに具を入れてから頂くのですが、羽田から那覇ではフリーズドライの具、那覇から羽田では生の具でした。やっぱり生のほうが食感も香りも良いので改善してほしいポイントです。

 

日本酒も気になっていたものなので羽根屋をいただきます。すっきりした香りで食中酒にも良い日本酒です。パンと合わせるのも迷いましたがサンドウィッチにも非常にマッチしているのが驚きです

 

3月の沖縄の空はもう夏模様。南だから暖かいというより日差しが強くてすでに焼けそうなくらいな強さです。

 

今回は到着が11:20、出発が13:45ですが県庁前までゆいレールで出て「三笠」でランチを頂くことにしましょう。

 

40分でランチを頂き、ふとゆいレールの中から外を見ると見えたのがF-104とF-4ではないですか。
あまりの衝撃についつい窓から撮影してしまいました。できることならそばまで行ってみたいものです。

 

ちょっとだけ時間に余裕が出来たのでANA Loungeでオリオンビールを頂きます。
羽田ではキリン一番搾りとアサヒスーパードライ、那覇ではオリオンビールってなかなか粋なところがあります。
はたして千歳はサッポロクラシックなのでしょうか、今回は千歳のANALoungeへは伺うことができなかったために検証ができません。

 

今回のNH1264のSHIPはB737-800、普通席だと3-3とちょっと窮屈に思えますがプレミアムクラスであれば2-2のためB777より広く感じられます。

 

静岡着陸直前には駿河湾ごしに富士山が。遠くに見える富士山は北斎の富士山にも通ずる美しさがあります。

 

B737はB767以上の大型機とは異なり、ローディングドアから一つ一つ手作業で貨物室へ積み込んで行きます。

 

恒例のタキシング開始時のお手降りがほっこりします。

 

静岡空港では至るところに撮影ポイントがあり、見晴台のように整備されているのがすごいところです。この見晴台も富士山をバックに飛行機を撮影することができるように考えられていることが高得点です。

 

静岡空港を離陸後に見ることができた富士山。左手に見えると思っていたものの右手に見ることができたのがサプライズにも思えてきます。

 

那覇から静岡、静岡から札幌へは同じ機材と同じ乗務員で運行されます。
Crewから着陸前に「札幌へも同じ機材と同じ乗務員で対応いたします。」と言われたのがちょっと印象的。辱めを受けた、恥ずかしい。という声もマイラーでは聴くこともありますが、かえって話が弾んで楽しそうな雰囲気だと思えるのは普段酒場で楽しめる呑んだくれだからなのかはわかりません。

また、那覇から静岡、札幌に使用される機材と乗務員はANA Wingsが運行しています。
乗った時になんとなく雰囲気が違うなとよくよく調べてみるとANA Wingsはもともとエアーニッポン(ANK)だということ。地方路線を主に運行する航空会社でANAグループでトリトンブルーのカラーはまとっていたものの、別の航空会社であり、Crewの雰囲気も違うというのも納得がいきます。

タイガーエア台湾やニュージーランド航空で感じた、ちょっとだけ砕けてフレンドリーな雰囲気が感じられていっぺんにANA Wings(AKX)が好きになりました。

 

富士山も嬉しいところではありましたが、夕暮れの彩雲越しに見える岩木山が見えるという2つのサプライズもあり、徐々に千歳への降下を開始していきます。

歴史も好きなものの一つであり、津軽藩を語る上で「岩木山」は外せないものがあり、この目で見ることが出来たのが非常に嬉しいものがあります。

 

夕暮れも終わり、夜の帳を迎えるころに千歳に着陸です。西側を左手に見ながら着陸していきましたが夕暮れの空の色が変化していく様は本当に涙が出るくらい綺麗なもので何度見ても感動する景色です。

 

千歳では2時間ほどあり、新千歳空港のターミナルを散策しながら夜ご飯を食べることにしましょう。

やっぱり寿司が食べたくて寿司屋でいくら丼といくつか握りを。都内で見たことがない「ハッカク」がメニューにあり、板前さんに聞いてみると脂が乗った歯ごたえのある白身魚との答えが。カンパチなどの脂が乗った白身好きにとっては気になる魚です。いただいて見るとしっかりと脂が乗っており、プリッとした歯ごたえがあります。

一つで満足できる握りって上等な寿司だと感じられます。カウンターで板前さんと対峙して頂くというのは話を聞きながらその場で美味しい物を選ぶことができる嬉しさ。現地の人、そして料理人と話す機会というのは非常に有意義なものです。

 

新千歳空港での散策と食事も終わり、羽田へ帰ります。羽田へ向けてのフライトはあえて普通席(44A)を使用します。

後方席しか空いていないというのもありますが、B777の後方席の窓側2列は窓が斜めになっている都合上、窓側に隙間があるために足元がちょっとだけ広くなります。

そんなところが時間の余裕があれば後方席の楽しいところ。難点といえば車軸の中心から遠くモーメントが逆に働き、右に曲がる際には左に振られるように感じるところが一つの難点。

 

朝食は機内で、昼食は那覇市内で食堂で、夕飯は空港内で寿司を。日本を一周しながらプレミアムポイントを稼ぐ旅も楽しいものです。